7月に入るとジメジメとした梅雨も終え、夏の暑さを感じ始める時期になります。夏はファッションがシンプルになりがちですが、アクセサリーがより映える季節でもあります。特に7月の誕生石として有名なルビーは、その真っ赤に燃える太陽のような鮮やかさで夏のコーデをより華やにしてくれるでしょう。
今回はそんな「ルビー」について、その魅力と歴史などをご紹介します。
ルビーといえば誰もが知っている宝石の一つですが、どういった特徴や歴史があるかご存知でしょうか。今回はそんなルビーにまつわるお話をしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
ルビーは、ラテン語で赤色を意味する「ルベウス」が名前の由来で、古代サンスクリット語では、ルビーはratnarajといい、「貴重な石の王」と呼ばれていました。
その呼び名からもわかるように、ルビーは宝石の代名詞として有名でした。ルビーの産地として知られているビルマでは、戦いで戦士や王が身につけていたとされるほど、人に活力や生命力を与えるお守りとしても使われていました。
ルビーの歴史は非常に古く、一説によると紀元前3300年 – 紀元前1200年にはすでに存在していたとされています。
ですが、古代では鉱物は謎が多かったため、ガーネットやトルマリン、レッドスピネルといった赤い宝石はすべてルビーとして分類されていました。
それが別物であることがわかったのは、ルビーがサファイアと同じコランダムという酸化アルミニウムできた鉱物だということが解明されたのと同じ18世紀だとされています。
写真:K10 ルビー(マーキスシェイプ)ネックレスチャーム ~BOURGEON~
先ほども少しお話ししましたが、ルビーは力や情熱、生命力を高めるとし、兵士たちが戦場で身につけていたとされています。
ルビーが勝利の石と謳われているのもその言い伝えが由来なのかもしれません。
そしてさらにルビーには生殖器系統の動きを活発にする効果があるとされていたり、所有することで誰とでも仲良くすることができ、危険から身を守れるなどと信じられていたそうです。このようにルビーにはさまざまな効果や言い伝えがあり、人々を惹きつける力を持っています。
ルビーは鮮やかな赤色をしていて人々を魅了します。ルビーは色以外にも他の宝石に引けを取らない特徴があります。
その一つが希少性です。ルビーは、ダイヤモンドより希少性が高いと言われており、産出される地域も非常に限られています。
そしてさらにルビーを語る上で欠かせない特徴が、硬度です。実はルビーはダイヤモンドの次に硬いとされ割れにくさは、ダイヤモンドを上回るとも言われています。
英名 :Ruby
和名 :紅玉
分類 :酸化鉱物
化学式 :Al2O3
色 :赤、ピンク、オレンジがかった赤
モース硬度: 9.0
比重 :3.97~4.05
屈折率: 1.76~1.77
石言葉 :情熱 威厳 生命
ルビーは世界のいくつかの限られた地域で産出されます。
その中でもミャンマーで産出されるものが最高級とされますが、他にもタイ、スリランカ、ベトナム、モザンビークなどが有名です。そしてルビーはその産地によって特徴が違います。ミャンマーのモゴック産のルビーは品質がよくピンクがかった色合いで、価値の高い原石がが採掘されることが多いです。
その点スリランカでは品質こそ他の地域に劣るとされていますが、透明度が高く美しい色合いのルビーも多く採掘されると言われています。
写真:ルビー(マロンカット) K18クロッシングピアス ~RADIANT MOMENTS~
和名は紅玉(こうぎょく)、モース硬度9。
美しい赤色の発色は、古代より見る人を魅了してきました。世界の3大宝石に数えられるルビーは、その美しさと希少性から、ヨーロッパの王室や上流階級に最も求められる宝石の一つとなりました。
ルビーの名前の由来は、ラテン語の「ルベウス(rubeus)= 赤」から来ていると言われています。また古代インド、サンスクリット語の「ラトナラジュ = 宝石の王(ratnaraj)」と呼ばれていたそうです。 ルビーの鉱物名はコランダム。サファイアも鉱物的にはルビーと同じコランダムです。
また7月の誕生石としても有名です。 ポジティブな石言葉が多いので、お守りとして身につけるのはもちろん、大切な方へのプレゼントとしても情熱の象徴として、ロマンチックな贈り物に最適です。
ルビーは他の宝石に比べ、硬度も高く熱や衝撃に強いので超音波洗浄や除光液を使っても基本的には問題ありません。一般的なお手入れの流れとしては以下になります。
ざっとお手入れの流れを紹介しましたが、できるだけ毎回身に着けるたびにこまめに汚れを拭き取ることをがおすすめです。汚れを溜めてしまうと、いざ汚れを落としたいと思ってもなかなかとれなくなり、強く磨いてしまい、その結果傷やひび割れの原因になってしまいます。なので、日頃からお手入れするよう心がけることが大切です