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  • ジュエリーあれこれ
  • 投稿日:2026.01.19
  • 更新日:2026.01.04

リングのサイズ直しについて知っておきたいこと -できること・できないこと・注意点まで解説-

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「リングのサイズが合わなくなってしまった」
「もう少しだけゆるくしたい」
そんなお悩みは、ジュエリーを愛用していると、多くの方が一度は経験されるものです。

実は、リングのサイズは一度決めたら終わり、というものではありません。
季節によるむくみや体型の変化、ライフスタイルの変化などによって、指のサイズは少しずつ変わっていきます。だからこそ、リングを長く心地よく身に着けるためには、「サイズ直し」について知っておくことがとても大切です。

とはいえ、すべてのリングがサイズ直しできるわけではありません。
また、サイズ直しには事前に知っておきたい注意点や、避けられないリスクも存在します。

この記事では、リングのサイズ直しの基本的な加工方法から、サイズ直しができるリング・できないリングの違い、注意点まで詳しく解説します。
さらに、RASPIAでお受けしているサイズ直しのご相談方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

サイズ直しの基本的な仕組みと方法

リングのサイズ直しとは、現在のリングの大きさを、お客様の指に合わせて調整する加工のことです。
サイズ直しには、「サイズを大きくする場合」と「小さくする場合」があり、それぞれ加工方法が異なります。

サイズを大きくする場合(サイズアップ)

一部のリングでは、ほんのわずか(0.5号〜1号程度)であれば、金属を伸ばしたり、内側を削ったりすることでサイズアップできる場合もあります。
しかし、これらの方法は無理に行うと地金が薄くなり、耐久性が低下してしまう可能性があります。

そのため、基本的には新たな地金を足してリングを広げる方法が推奨されています。

サイズを小さくする場合(サイズダウン)

サイズダウンの場合は、リングの手のひら側など目立たない部分を一度カットし、余分な金属を取り除いたうえで、再びつなぎ直す方法が一般的です。
その後、リング全体の形を整え、表面を磨き直して美しく仕上げます。

サイズ直しは、ただ「切ってつなぐ」だけの作業ではありません。
リングのフォルムを崩さず、美しさを損なわず、さらに着け心地までなめらかに仕上げるためには、繊細な職人技が求められます。

また、デザインによってはサイズ直しが難しい場合もあります。

サイズ直しができないリングとは?


リングは、すべてのデザインや素材がサイズ直しできるわけではありません。
特に近年はデザインの自由度が高いジュエリーが増えているため、「サイズ直し不可」となるケースも少なくありません。

ここでは、サイズ直しが難しい、またはできないリングの代表的な例をご紹介します。

素材の問題

リングの素材によっては、加工そのものが難しく、サイズ直しができない場合があります。

ステンレス・チタン・タングステン:

これらの素材は非常に硬く、また溶接時の融点の問題もあるため、一般的なジュエリー加工の技術ではサイズ直しが難しい場合が多くなります。

樹脂や木製のリング:

熱や力を加えることで、割れや変形が生じやすく、サイズ直しには適していません。

※なお、K10・K18・プラチナなどの貴金属は、基本的にはサイズ直しが可能です。
ただし、特殊な合金比率のものや、独自の表面加工が施されている場合には、加工方法に制限が生じることがあります。

デザインの問題

以下のようなデザインのリングは、サイズ直しが難しい、もしくはできない場合があります。

リング全周に模様や石が入っているデザイン

カットすることで、模様や石の配置がずれてしまう可能性があります。

エタニティリング(全周に石が留められているデザイン)

石の並びを崩さずにサイズを調整することが難しいため、サイズ直しができないケースが多くなります。

特殊な形状(ひねり・クロス・ツイストなど)

カットや再接合によって、デザイン全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。

複数本のリングが連結しているデザイン

一体型の構造のため、サイズを変更すると全体のフォルムに影響が出てしまいます。


同じデザインであっても、リングの状態や製法によって、サイズ直しの可否は変わることがあります。
「これはサイズ直しできるのだろうか?」と迷われた場合は、自己判断せず、まずは購入店や専門店に相談されるのがおすすめです。

サイズ直し時の注意点

リングのサイズ直しは比較的よく行われる加工ですが、「元通りになる」わけではなく、どうしても避けられない変化やリスクもあります。
事前に注意点を知っておくことで、後悔のないサイズ調整につながります。

楕円になってしまうことがある

リングは本来、完全な円(真円)ですが、サイズ直しを行うことで、わずかに楕円形になる場合があります。

石留めの範囲が広いリングの場合

石が留められている部分は構造上変形できないため、石のない部分のみでサイズ調整を行います。その結果、真円を保てず、楕円になることがあります。

大幅な号数変更の場合

±3号以上のサイズ変更では、無理に真円に戻すと金属が弱くなり、破損のリスクが高まるため、あえて楕円の状態に留めるケースもあります。

デザインや模様が途切れる可能性

リングの内側や外側に模様・刻印・装飾がある場合、サイズ直しによってデザインが途切れたり、ズレが生じることがあります。
特に全周に模様が入ったリングは注意が必要です。

石が取れる・割れるリスク

サイズ直しの際、石を留めている爪や石座に負荷がかかることがあります。
その結果、石が緩む・爪が歪む・割れる・外れるといったリスクが生じる場合もあります。

そのため、サイズ直し後には必ず石や爪の状態を丁寧に確認します。

サイズ直しの度合いや頻度

サイズ直しは一般的に±3号程度が目安とされています。
それ以上の変更や、何度もサイズ直しを行うことで金属疲労が進み、変形や破損のリスクが高まります。

なるべく負担をかけずに使い続けるためにも、最初に自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。

まとめ

リングは、長く使ううちにサイズが合わなくなることもあるジュエリーです。
構造や注意点を知っておくことで、購入時にも安心して選ぶことができ、サイズが変わった際にも落ち着いて対応できます。

サイズ直しは、ジュエリーとこれからも長く付き合っていくための、大切なメンテナンスのひとつ。
「サイズが合わなくなったから」としまい込んでしまう前に、ぜひ一度、お店や修理店に相談してみてください。

RASPIAのサイズ直しについて

RASPIAでは、お客様の大切なジュエリーを永くお使いいただけるよう、サイズ直しやメンテナンスのご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

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    デザインや素材にこだわり、身につけて頂くお客様のことを想って、工房で1つ1つ丁寧に手作業で制作しています。
    高品質の宝石・天然石の中で選りすぐり納得のいくものを使用。金属はすべてK18、K10のみ全て貴金属を使用。

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