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  • ジュエリーあれこれ
  • 投稿日:2022.08.29
  • 更新日:2022.08.29

8月誕生石「スピネル」をご紹介!歴史や産地、価値の決まり方などスピネルの魅力をお伝えします

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写真:【受注生産】アヤナスピネル(ピンクスピネル) &ダイヤモンドK18リング オーバルカット ~Ello Ulmia~

豊富なカラーバリエーションがあることから人気のスピネル。
宝石を正確に鑑定できなかった時代には、ルビーやサファイアと間違って扱われていたという歴史もあります。
そんなスピネルは様々なシーンで活用できる宝石の一つです。
この記事ではスピネルとは何かというところから、スピネルの選び方、お手入れ方法など、幅広く解説していきます。
「スピネルを買いたい」「スピネルの保管方法が知りたい」そんな方は是非この記事を参考にしてみてください。

スピネルとは


写真:【受注生産】アヤナスピネル(ピンクスピネル) &ダイヤモンドK18リング オーバルカット ~Ello Ulmia~

スピネルの特徴

スピネルといえば、一般的には赤色や黒色という認識の方が多いのですが、実は豊富な種類の色合いが存在する天然石です。
オレンジ、グリーン、ピンクなどの色の違いをはじめ、 色の濃さもひとつひとつに違いがあるのがスピネルの特徴です。
石が含む鉄やクロムなどの成分の違いが、スピネルの豊富なカラーバリエーションにつながっています。
また、スピネルは透明度が高く、屈折率も高いため、カットすると美しく輝く宝石です。
その美しさからかつては、宝石の中でも有名なルビーやサファイヤと間違えられることも多かったようです。

スピネルの歴史・由来

スピネルの歴史は他の天然石の歴史に比べてはっきりしていないことが多くあります。
その理由は先ほど述べたとおり、精密な鑑定ができなかった時代まではルビーやサファイアと混同されていたからです。
1783年にフランスの科学者が結晶の面角に着目したことによって、ルビーとスピネルの違いを鑑定できるようになり、区別されるようになりました。
そのような歴史を象徴する逸話としてスピネルとルビーを間違えて認識していたイギリス王室のエピソード(黒太子のルビー)が広く知られています。

スピネルの結晶の形はダイヤモンドと同じ八面体をしており、その結晶の先がシャープに尖っていることから、ギリシア語で火花という意味を持つ「スピタ」やラテン語でトゲを意味する「スピナ」が由来とされています。
和名の「尖晶石(せんしょうせき)」も「尖っている」という特徴が由来とされています。

スピネルの石言葉

石言葉:挑戦・好奇心・果敢・勝利・ポジティブ etc.

スピネルの石言葉は色味の種類によって変わってくるとされています。
石言葉はそれぞれの宝石についている言葉でその宝石の歴史や特徴などから言葉が与えられています。
「スピネルの特徴」でも述べたとおり、スピネルは結晶がシャープに尖った形をしています。そのことから「果敢」や「挑戦」などの「鋭さ」を連想する石言葉が選ばれています。

スピネルの産地

スピネルは長らくの間、ルビーと混同されてきたと言いましたが、産地についても似ている点があります。
ルビーが沖積鉱床から採鉱されるのと同じように、スピネルも基本的には沖積鉱床という、大理石が風化したものから採鉱されます。そのため、採鉱される産地はわずかで、代表的な産出国は、ミャンマー、タンザニア、スリランカ、ベトナム、タジキスタンなどがあります。その中でもミャンマーはスピネルの代表的な産地とされています。ミャンマーのスピネルは赤の色味が美しく最も価値の高いレッドスピネルと評されています。
スリランカで採鉱されるスピネルは、ミャンマー産のような赤色まではいかないものの、鮮やかなピンク色が特徴のスピネルが採鉱されるとされています。
また、非常にレアなホワイトスピネルは流通量は極めて少ないものの、スリランカ産のものが多いとされています。
スピネルはユーラシア大陸で採鉱されやすいとされていましたが、近年ではアフリカ周辺でも採鉱できることがわかっています。その中でもタンザニアは価値の高いスピネルが採鉱される土地として、注目が高まっています。

スピネルの種類


写真:【受注生産】アヤナスピネル(ピンクスピネル) &ダイヤモンドK18リング オーバルカット ~Ello Ulmia~

レッドスピネル

数あるスピネルの中でもトップクラスの知名度と価値を誇るのがこのレッドスピネルです。
かつて、ルビーと間違われていたのもこのレッドスピネルが多いとされています。
レッドスピネルの中でも、朱色のような色から深く濃い赤色など、石に含まれる成分により色味のニュアンスが変わってきます。
また、レッドスピネルはルビーよりも赤色が濃く見えるとされ、状態の良いレッドスピネルになると、その価値はルビーをも上回ると言われています。

ブラックスピネル

ブラックスピネルはカット加工をすることで、光を反射し、美しく輝く宝石とされています。
その美しさはブラックダイヤモンドとも渡り合えるとも言われています。
また、宝石といえば女性が身に付けるイメージがあるかと思いますが、ブラックスピネルは男性にも人気のある宝石です。
ブラックスピネルを持つと、安全のお守りとしての効果があるとも言われています。

コバルトスピネル/ ブルースピネル

コバルトスピネルとブルースピネルはどちらも青色系のスピネルになります。このブルーの色味のスピネルは他の色のスピネルに比べても希少で価値の高い宝石とされています。
コバルトスピネルとブルースピネルの違いは含まれる成分量の違いや色味の鮮やかさなどにみられます。
精密な鑑定ができなかった頃、ブルースピネルはサファイアと間違えて扱われていたという歴史もあります。

その他のスピネル

スピネルは人気のレッドスピネルやブラックスピネル以外にも豊富な色の種類が存在します。
レッドスピネルにも匹敵するほど貴重で価値の高いとされるピンクスピネルはやる気を引き起こし、モチベーションを高めてくれる効果があるとされています。ピンクスピネルはレッドスピネルと似ていますが、レッドスピネルに比べると色味が少し淡いのが特徴です。
その中でもピンク色が濃く、鮮やかな色味のものが、希少で高い人気を誇っています。

力強い鮮やかな色味が特徴のオレンジスピネルも流通量が少なく貴重なスピネルの一種です。
オレンジスピネルは持ち主を明るく前向きにさせる効果があるとされています。

他にもパープルスピネルやグリーンスピネル、カラーレスなど様々な種類が存在するので、色の好みやそれぞれの色のスピネルに込められた意味などを参考に選ぶのが良いでしょう。

スピネルの価値基準

上質なスピネルになると、その価値はルビーにも匹敵するほどと言われています。
では価値の高いスピネルはどのようにして見分けていくのでしょうか。

価値の高いスピネルの見分け方

スピネルは色や形の種類が豊富にあることも特徴のひとつです。豊富な種類の中でも価値の高いスピネルとそうでないスピネルが存在します。
スピネルの価値基準は、他の宝石と同じように、色・透明度・カット・カラットなどから評価されています。
透明度については、内包物(インクルージョン)を含むかどうかによって価値が変わっていきます。基本的には、内包物が少なく透明度の高いものが高く評価されています。
様々な形にカットされるスピネルですが、その中でも人気の形は他の宝石でも人気なクッションと楕円形です。カットの技法によって、光が当たった場合の輝きも変わってきます。完全な正八面体のスピネルの場合は、カットを施さない原石もコレクターから高く評価されています。
大きさについては、より大きいスピネルが希少性が高く価値が上がるとされています。5カラットを超えるレッドスピネルなどは流通量も少なく価格が高騰する傾向にあります。
数多くの色の種類を持つスピネルの中で最も価値が高いとされているのはレッドスピネルです。レッドスピネルに次いで価値が高いとされているのがコバルトブルーのスピネルです。そこからピンクスピネルやオレンジスピネルへと続いてきます。パープルスピネルやラベンダースピネルとなると需要が少なく、他のカラーに比べると価値が低いとされています。

スピネルの選び方

先ほどもお伝えした通り、スピネルには豊富なカラーバリエーションがあります。赤といっても深く濃い赤から、無色透明に近い薄いピンクのような赤も存在します。レッドスピネルの場合はくっきりとした赤色が美しいとされ人気があります。カットや形も大事ですが、スピネルの場合は色の種類が多いということもあり、まずは色を優先して決めることをおすすめします。
色が決まれば、そのあとは透明度が高く、好みのシルエットの物を選ぶのが良いでしょう。
スピネルは加熱処理が行われず、本来の自然な美しさが魅力的な宝石です。すぐに理想のスピネルに出会うことは難しいかもしれませんが、いろんな宝石店を確認してあなたにぴったりのスピネルを探してみましょう。

スピネルのお手入れ方法

スピネルのモース硬度は8と比較的高いことから、耐久性の高い宝石ということがお分かりいただけるかと思います。
耐久性が高く、傷つきにくいスピネルはお手入れも簡単な宝石とされています。
スピネルのお手入れに複雑な工程はなく、基本的には水洗いと柔らかい布で拭く程度で問題ありません。
硬度が高く傷つきにくいスピネルですが、熱には注意が必要です。熱に触れると色落ちや色むらにつながります。熱に触れる可能性が高い、食事や入浴の場面では忘れず外しましょう。中でも色味の濃いスピネルの場合は注意して扱うようにしましょう。
スピネルは加熱処理がされていないのが一般的ですが、まれに加熱処理が施されたものも存在するので、その場合は薬品などの洗浄には注意が必要です。

まとめ


写真:【受注生産】アヤナスピネル(ピンクスピネル) &ダイヤモンドK18リング オーバルカット ~Ello Ulmia~

パワーストーン、ジュエリー、腕時計の装飾など様々な場面で活躍するスピネルについてご紹介してきました。
かつてはルビーと間違われるほど、魅力のあるスピネル。正確に判別できるようになった今でも上質なスピネルはルビーの市場価値に匹敵するものも存在します。
代表的なレッドスピネルやブラックスピネル、コバルトブルーのスピネルなど豊富なカラーバリエーションがあり、ジュエリーファンからの人気も高い宝石です。
スピネルは8月の誕生石なので、8月に誕生日を迎える大事な人に、プレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。
その際は、今回紹介したカラーや価値の決まり方、選び方などを参考に、ニーズに合ったスピネルを探してみてください。

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