ネックレスを選ぶ時、皆さんはどこを重視していますか?
トップのデザインや大きさ、宝石の種類etc…見た目でパッと目を引くペンダントトップをよく見て選ぶ方が多いかと思います。
しかし実際付けてみると、どれだけ気に入ったデザインのペンダントトップがついていても、チェーンの太さや長さが合わず、「全然似合わない!」なんてことに・・・。
そうはいってもチェーンのデザインまで気が回らない方が多いと思います。
そこで今回は、チェーンを細かくご紹介するとともに、いつものコーディネートをワンランクアップさせるネックレスの選び方をご紹介します。
チェーンの種類について見ていく前に、まずはチェーンの基本的な構造や各部分の名称について見てみましょう。
お手元にチェーンをご用意してから見ていただくと、より分かりやすいかと思います。
画像左側の円形のパーツが引き輪です。
チェーンを留めるために用いられるパーツで、内蔵されているバネの力で開閉が可能になっています。
側面のつまみをスライドさせると開閉します。
引き輪と対になるパーツが、画像右側の穴の開いた板状のプレートです。
プレートの穴に引き輪を通して繋ぐことで、チェーンを留めています。
また、刻印などはここに打つことが多いです。
ネックレスのチェーンの基本がわかったところで、チェーンの種類についてご紹介します。
チェーンは脇役のようなイメージが強いですが、このチェーンの種類によって印象はガラッと変わります。
ここでは、ジュエリーに使われる代表的なチェーンを4種類をご紹介します。
ぜひお気に入りのチェーンを見つけてみてください。
別名ケーブルチェーンとも呼ばれ、チェーンの中でも一番代表的なチェーンです。
丸い輪を交互に90度づつ回転させて繋がる構造をしています。
そのため、真横から見ると輪の正面と輪の側面が交互に見えるのが特徴です。
輪の正面が連続して見えないため、離れてみると適度な空間があり、軽やかなイメージで着用出来ます。
そのため、華奢な印象を持たせたい時やペンダントトップを映えさせたい時にぴったりのチェーンです。
輪が一定の方向を向いていないことから光が反射し、キラキラと輝くのも特徴です。
また、輪一つ一つの可動域が広いため動きがなめらで、強度も比較的高いため、一般的なネックレスとして広く愛用さてています。
あずきチェーンと同様、最も古く基本的なチェーンです。
喜平チェーンはパーツを全て90度ひねって繋げてあり、すべてのパーツが同じ方向を向いているので存在感とボリューム感があるのが特徴です。
そのため、高級感のある18Kやプラチナの代表的なチェーンの形としても有名で、ペンダントトップではなくチェーンを主役としてチェーンを使いたい時や男性的なコーディネートでボリューム感を持たせたい時などにおすすめです。
ネックレスの他にも、ブレスレットやリングなどといった様々なアイテムに喜平チェーンが用いられることも多く、太めの喜平チェーンを使用した少しハードでかっこいい印象のジュエリーも人気です。
名前の通り、ボールを繋げたようなチェーンで、穴の開いたボールを筒状のパーツで連結した構造をしています。
身近なものですと、キーホルダーのチェーンが思い浮かぶとと思います。
コロコロとしたボールのパーツが身につけると人の動きに合わせて動き、キラキラとした印象を与えるのが特徴です。
上の二つのチェーンに比べて、よりカジュアルな印象で使いたい方におすすめです。
他のものと比較すると強度が低いため、強い力をかけたり、重いペントップと合わせるのは控えたほうがいいチェーンです。
チェーンが螺旋状にひねってあるデザインが特徴的なスクリューチェーン。
楕円形の輪がひねって連結された構造をしています。
別名、ローリングチェーンやツイストチェーンとも呼ばれます。
デザイン性が豊かで、レースのような繊細さと華やかさを兼ね備えています。
デザインだけでなく、チェーン全体が柔らかな質感になっているため、肌触りが良く着け心地が良いのも人気の一つとして挙げられます。
他のチェーンと比べると、同じ太さでもきらびやかな存在感が感じられるため、細くても華やかな印象を与えたい時におすすめです。
お気に入りのチェーンは見つかったでしょうか?
一概にチェーンと言っても様々な種類があることが分かったかと思います。
では、実際にチェーンを選ぶ際のポイントを3つの観点からご紹介します。
これを参考に、ご自身にぴったりのチェーンを見つけてみましょう。
骨格(首の太さや長さ)の違いによって似合うチェーンは異なります。
首が短め・太めの方は、少し長さのあるチェーンがおすすめです。
長さにゆとりのあるチェーンだと、ネックレス着用時にチェーンがV字になり、縦長のシルエットを強調するため、首元がスッキリとキレイに見えます。
逆にチョーカータイプのように、短く首が詰まって見えるチェーンは
苦しそうな印象を与えやすいためあまりお勧めしません。
首が長め・細めの方は、大ぶりのチェーンや比較的短めのチェーンがおすすめです。
短めのチェーンや大ぶりのチェーンはフェイスラインの曲線を強調し、
より丸みのある柔らかな印象を演出することができます。
逆に長さのあるチェーンを選んでしまうと、首元の華奢さを必要以上に際立たせてしまうため、避けたほうが無難です。
用途によってチェーンを選ぶ場合には、太さや強度に注目します。
チャームなどの装飾品を付けてチェーンを使用したい場合には、チェーンが太すぎて付けられなかった、というようなことになる為、太すぎるチェーンは避けるようにしましょう。
また、チャームが大きく重さがある場合には、ある程度強度の高いチェーンを選ぶのをお勧めします。
チャームなどを付けずにチェーンのみで使用する場合には、太さのあるもので存在感を出すのも素敵です。
華奢すぎるチェーンでは、少し物足りなさを感じる場合があります。
着用時の印象を大きく変化させるのが金属の色です。
大きく分けて、シルバーカラー・イエローカラー・ピンクカラーの三種類があります。
シルバー、プラチナ、ホワイトゴールドなどが代表的なシルバーカラーは、上品で落ち着いた印象を与えることができ、男性にも人気が高いです。
女性でもメンズライクなファッションがお好きな方や、知的な雰囲気を演出するオフィスで着用などにもおすすめです。
ゴールド、イエローゴールドなどが一般的なイエローカラーは、小麦色の肌の方に特に似合うともいわれ、顔周りを明るく見せてくれます。
合わせ方によって華やかな印象から優しげな印象まで様々な雰囲気を演出してくれるため、使用の幅が広いのが特徴です。
派手になりすぎてしまうのを避けたい方は、華奢なものを選ぶといいでしょう。
ピンクゴールドが一般的に使われるピンクカラーは、温かみのある肌色に近い優しい色味なので、
他のカラーに比べて肌なじみが良く、ふんわりとした柔らかな印象を与えることができます。
また、近年ファッションブランドの製品に多く使用されたこともあって、女性から高い人気を誇っているのも特徴です。
ピンクの強さや色の濃淡がそれぞれの商品やブランド毎に異なるため、実際に目で見て選ぶのがおすすめです。
いかがでしょうか。
チェーンの種類や太さ、長さによって、見た目の印象が大きく変わることがお分かりいただけたかと思います。
この記事を参考に、お気に入りのチェーンを見つけていただければ幸いです。