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  • ジュエリーあれこれ
  • 投稿日:2025.04.10
  • 更新日:2025.04.14

K10(10金)/ K18(18金)のネックレス、カラーストーンネックレスをつけっぱなしは可能?入浴時は?起こりやすいトラブルと注意点を解説

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お気に入りのネックレスを、毎日お守りのように肌身離さずつけっぱなしで過ごしておきたい。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はお客様からもご質問がある、ネックレスのつけ外しについて注意点などをご紹介いたします。

お気に入りのネックレス。つけっぱなしでもいいでしょうか?

結論から申し上げますと、つけっぱなしでも利用いただくことは可能です。
しかし、身に付けるネックレスの種類によってはリスクもあるので、トラブル無く長くお使い頂きたい方には、おすすめはしておりません。
ラスピアでは入浴や睡眠時などは、基本的には外していただくことを推奨しています。
それでもつけっぱなしで生活したい!取り外すのが面倒!という方に、特に入浴時に起こりがちなトラブルと注意点、お手入れ方法も紹介したいと思います。

ネックレスをつけっぱなしで入浴にすると起こりやすいトラブル

変色のリスク

通常ゴールドは水に強く錆びにくい特徴がありますが、K10やK18のものはアクセサリーの構造上、金以外の成分が混ざっておりますので変色のリスクはゼロではありません。
アクセサリーとして加工するにはゴールドは非常にやわらかい素材のため、固さを持たせるために異なる金属を含ませるのです。
もし、つけっぱなしで入浴する場合には、入浴後はしっかり水分を拭き取るようにしましょう。
また入浴剤入りのお風呂や温泉の場合は、含まれる成分と反応し黒く変色する可能性があります。
できる限り外して入浴することをおすすめしますが、こちらもつけっぱなしで入浴する場合は必ず水分をしっかり拭き取るようにしましょう。

チェーンが切れてしまうなど破損のリスク

服の着脱や体を拭くなどの際に引っかかり、チェーンが破損してしまったというケースは、お客様からのお問い合わせでも特に多い破損の原因の一つです。
さらに入浴中ですと、切れたり、取れてしまった部材が気づかずに水と一緒に流れてしまう可能性があります。
修理も難しくなってしまうこともありますので、つけっぱなしにする場合は十分注意しましょう。

天然石を使用したネックレスの場合のトラブル

天然石を使用したネックレスをつけっぱなしで入浴する場合も注意が必要です。
特に天然石の種類により水分に弱かったり、割れやすかったりする特徴がありますので、有名な天然石を中心にご紹介します。
まずどのような宝石でも急激な温度変化や高温下では傷、ひび割れ、変色などの可能性があるので、注意が必要です。
特にサウナのような高温・多湿下では宝石や金具の変質、変色はもちろん、金具が高温になりやけどをしてしまう可能性もありますので、外してご利用いただくことをおすすめいたします。

湿度変化に弱い石

湿度の変化に影響を受けやすい天然石があります。
例えばオパールは石の中に微量の水分を含んでおり、湿度が低く乾燥したり、熱にさらされると水分が失われ、ひびや貫入の原因になります。

含浸処理など加工を施した石

天然石はしばしばその見た目をより綺麗にするために人為的に処理を行う場合があります。
例えばエメラルドはクラックやインクルージョン(内包物)が非常に多く、市場に出回るほとんどのものは傷や内包物を目立たなくする『オイル含浸処理』が行われています。
長時間水につけたり、超音波洗浄などによって、オイルが漏れ出し劣化の原因になる場合があります。

モース硬度が低い石

天然石には『モース硬度』という1〜10段階の鉱物の傷つきにくさを示す指標があります。
数値が低い種類の天然石ほど、衝撃により傷がついたり破損しやすくなります。
一方でダイヤモンドはモース硬度が10で世界で最も硬い宝石とされていますが、それでも「割れない、壊れない」という意味ではありません。モース硬度以外にも靱性(衝撃に対する抵抗力を示す指標)や構造によりある方向からの衝撃に弱いなど特性が異なるため、モース硬度が高い天然石でも取り扱いには注意が必要です。

化学物質などに弱い石

真珠のように多孔質(細かい穴(孔)が空いた構造になっている性質)の天然石は塩素や香水・化粧品が影響し、変色したり損傷してしまう可能性があります。
またトルコ石は油など様々な種類の液体を吸収しやすく放置していると変色する原因になったり、琥珀(アンバー)は自然の樹液が結晶化した天然石ですので、温泉や入浴剤の成分と反応し変色してしまう可能性もあります。
入浴をされた際などはすぐに水分をしっかりと拭き取っていただくことをおすすめいたします。

こういった天然石に関わらずですが、ジュエリーは使用後柔らかい布などで拭いて、皮脂や汚れのお手入れをすることを推奨しています。つけっぱなしで利用されたい方も定期的に外してお手入れをしてあげると、ジュエリーを長く楽しんでいただきやすくなります。

まとめ

お気に入りのジュエリーをお守りのように外さずつけっぱなしで過ごしたいという方もいらっしゃるかと思います。
一方でジュエリー・天然石はとてもデリケートな製品ですので、思わぬトラブルを防ぎジュエリーを長く楽しんでいただくには、入浴時や睡眠時などは外してご使用いただくことをおすすめしています。

それでもつけっぱなしにしたいということであれば、上記の注意点も踏まえつつご使用いただくことは前提の元、可能であればゴールドが多く含まれ変色・変質しにくいK18のチェーンのみで、天然石やパーツがついていないものをつけっぱなしでご利用いただくことを推奨いたします。
この他ジュエリーに関する気になることや、ラスピアの商品で聞いてみたいことなどがあれば、
オンラインショップから、または大阪堀江店までお気軽にお問い合わせください。

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RASPIA Jewelry(ラスピアジュエリー)

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今の時代を強く生きる人たちへ、さらなる魅力を引き出す天然石ジュエリーを。わたしたちのジュエリーブランド「RASPIA」は、そんな思いから生まれました。
デザインや素材にこだわり、身につけて頂くお客様のことを想って、工房で1つ1つ丁寧に手作業で制作しています。
高品質の宝石・天然石の中で選りすぐり納得のいくものを使用。金属はすべてK18、K10のみ全て貴金属を使用。

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