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  • ジュエリーあれこれ
  • 投稿日:2022.04.21
  • 更新日:2022.06.09

5月の誕生石「エメラルド」の魅力を知る。歴史や特徴、お手入れ方法までご紹介!

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5月の誕生石は「エメラルド」

春が終わり若葉の緑が美しくなってきましたね。
この美しい緑色は5月の誕生石である「エメラルド」を連想させてくれます。
今回はそんな「エメラルド」について、その魅力をお伝えしていきたいと思います。 

5月の誕生石エメラルドとは ?

エメラルドはその美しい緑色が特徴的です。そんなエメラルドの歴史から辿っていきましょう。

エメラルドの歴史

エメラルドの語源は、「緑色の宝石」を意味するギリシャ語「smaragdos(スマラグドス)」です。
これが次第に発音が変化して現在の「emerald」となりました。
エメラルドの最大の魅力は言わずもがなその美しい緑色です。
「エメラルドグリーン」と言われ、その神秘的な美しさゆえに、昔から人々に愛され、古代ローマや古代ギリシャでは「ヴィーナスに捧げる宝石」として崇拝されていました。
また、アレキサンダー大王は戦いの時には必ず、自身の守護石として大粒のエメラルドを身に着けていたと言われています。
エメラルドを愛用していた一人として、絶世の美女と謳われる古代エジプトの女王クレオパトラも有名です。
エメラルドは古代より、多くの人々に愛され大切にされてきているのです。

エメラルドはジュエリーでだけでなく、粉末にしてアイシャドウとしてお化粧にも使用していました。
クレオパトラのエメラルド愛は凄まじく、自身の名を付けたエメラルド鉱山「クレオパトラ鉱山」を所有していたほどです。 この鉱山は、1818年にフランス人によって発見されており実在が証明されています。

 

エメラルドの意味や言い伝え

かつて、エメラルドは魂を落ち着かせ、知恵を与える力があると考えられました。こういったことから、エメラルドは人間の成長の象徴ともされています。
エメラルドを身につけると、成長や知識、忍耐力が得られるとも信じられています。また他にも、エメラルドには癒しの力があると考えられています。
エメラルドが医学的・心理学的な課題を解決するのは難しいですが、ストレスや目の緊張をほぐすなどを目的にエメラルドを使う人は少なくありません。
実際に、昔から緑色は心を落ち着かせる色とされています。

エメラルド商品一覧

 

エメラルドの宝石学的特性

エメラルドの緑色は、昔から他の緑色の宝石の度合いの基準とされていました。

エメラルドの色を構成する要素となる微量元素にはクロミウム、バナジウム、鉄があります。
クロムまたはバナジウムの含有量が多いほど、より鮮やかな緑色になります。
鉄の含有量が多くなれば、青の度合いが高くなります。 鉄の含有量が比較的多い場合、エメラルドは青みがかった緑となり、 鉄の含有量が少なければより澄んだ緑色となります。

エメラルドとグリーンベリルとの違いは、宝石の専門家の間で論争の的となっています。
グリーンベリルとは、ガラス光沢のある淡い緑色が特徴の鉱石です。エメラルドとの違いは、緑色の起因となる要素になります。エメラルドはクロム、グリーンベリルは酸化鉄が起因となっています。
業界の中には、「クロムで着色されている全てのグリーンベリルがエメラルドである」と言う人もいます。
GIA(米国宝石学会)では、ラボでグレーディング(鑑定)を行った比較用の石を使用し、緑色の濃さと彩度がエメラルドと呼ぶに十分であるかどうかを決めることでエメラルドと判断しています。

英名 :Emerald
和名 :翠玉(すいぎょく)または緑玉(りょくぎょく)
分類 :ケイ酸塩鉱物
化学式 :Al 2 Be 3 Si 6 O 18
色 :エメラルドグリーン、グリーン、やや青色、黄色がかかった緑色
モース硬度: 7.5
比重 :2.67〜2.78
屈折率: 1.565〜1.602
石言葉 :愛・聡明・癒し・幸運・希望

エメラルドの産地

エメラルドは南極以外の6大陸から産出があります。
コロンビアでは主にムゾー、チボール、コスケスの3つが主要な採掘場所となっています。
各採掘場所で、色相が少し異なるエメラルドが採掘されます。
各産地で採掘されるエメラルドの色のばらつきはありますが、基本的に澄んだ濃い色調の緑のエメラルドはムゾー産です。 より淡い色調と青みがかった緑のエメラルドはチボール産、 わずかに黄色がかった緑のエメラルドはコスケスで採掘されています。
ザンビアで産出されるエメラルドは内包物が少ないことが有名で、青みを帯びたグリーンカラーが特徴です。
また、パキスタン、アフガニスタンなども主な産出国です。
エメラルドは産地により色味の幅があるので、自分のお気に入りのエメラルドの産地を見つけるのも楽しいかもしれません!

石言葉:「愛・聡明・癒し・幸運・希望」

和名は、翠玉(すいぎょく)もしくは緑玉(りょくぎょく)と言われています。
ベリルという鉱物でクロムという元素が含まれているため緑色のエメラルドになります。 世界の4大宝石にも数えられるエメラルドは豊かなグリーンカラーが特徴で、古代より癒しの石として人々に親しまれてきました。
紀元前のエジプトではクレオパトラが装飾品に愛用していたことでも有名です。
古代ローマでは心を落ち着かせ、なだめる効果があると信じられていました。



エメラルドのお手入れ方法

専用のクロスなど、柔らかい布で小まめに拭いてケアしましょう。
エメラルドはオイル処理をしており、割れやすいという特性上、他の宝石以上に丁寧に扱うことが必要です。
超音波洗浄機にかけるとオイルが抜けてしまい傷が見えてしまったり耐久性が弱くなってしまう原因となるのでお勧めはしません。

普段のお手入れで特に気を付けるべきポイントは大きく3つあります。

1)お湯につける

内包物に浸したオイルが溶けてしまう原因となります。
リングをしている場合は、手を洗う時や料理をする際などは外した方がいいでしょう。 

2)乾燥

内包物に浸したオイルが蒸発してしまう原因となります。
冬場であれば、暖房やストーブなどの風に気をつけましょう。日常的には、照明がよく当たる場所は避けて保管していただくことをおすすめします。 

3)衝撃

力仕事やスポーツのように宝石に衝撃が加わる可能性のある状況は避けましょう。また、就寝時等も衝撃が加わる可能性がある場合は外していただくことをおすすめします。

扱いに注意が必要ですが、美しいグリーンを保つためにも大切にケアしながら美しさとパワーを味方につけましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は緑も深まる5月の誕生石であるエメラルドについてお伝えしました。

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